火山監視・情報センター
<噴火警戒レベル3(入山規制)が継続>
御嶽山では、引き続き火山活動は高まった状態で推移しています。
遠望カメラによる観測では、10 月 10 日以降、白色噴煙が観測されています。また、火山ガス観
測によると二酸化硫黄の放出が継続しています。
9月 27 日の噴火前から連続して発生している火山性微動は、10 月7日に入ってからは、検知で
きない程度の大きさになっています。
【防災上の警戒事項等】
今後も噴火が発生する可能性があります。
火口から4km 程度の範囲では大きな噴石の飛散や火砕流に警戒してください。
風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意して
ください。
爆発的噴火に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してくださ
い。また、降雨時には土石流の可能性がありますので注意してください。
○ 活動状況
・噴煙の状況(図1、表1)
本日(16日)午前9時頃から、航空自衛隊の協力により気象庁機動調査班(JMA-MOT)が実施し
た上空からの観測によると、白色の噴煙が火口縁上100mまで上がり北東に流れていました。噴煙に火山灰は認められませんでした。また、噴煙の風下側で、硫化水素臭が認められました。
遠望カメラによる観測では、本日(16日)15時20分現在、噴煙は白色で、噴煙の高さは火口縁
上200mで北東に流れています。
・火山ガス(二酸化硫黄)の状況(図2、表1)
昨日(15 日)山麓で実施した火山ガス観測では、二酸化硫黄の放出量は1日あたりおおよそ 200
~400 トン(速報値)で、噴火直後に比べやや少ない状態が続いています。
・地震・微動の発生状況(図3、表1)
9月 27 日の噴火前から連続して発生している火山性微動は、10 月7日に入ってからは、検知
できない程度の大きさになっています。
火山性微動の振幅の増減は、山頂付近浅部での火山活動の消長を表しているものと考えられま
すが、振幅が小さくなったことが必ずしも火山活動の低下を表すものではありません。また、微
動の振幅は、火山活動以外の要因により増大することもあります。
・地殻変動の状況
地殻変動観測データには、特段の変化はみられません。
この火山活動解説資料は気象庁ホームページ(http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/volcano.html)で
も閲覧することができます。
資料中の地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の『数値地図 50mメッシュ(標高)』『数値
地図 25000(行政界・海岸線)』『数値地図 25000(地図画像)』を使用しています(承認番号:平 23 情使、第 467 号)。
図1 御嶽山 噴煙の状況
(10 月 16 日 09 時 32 分 航空自衛隊の協力により南西側上空から撮影)
・白色の噴煙が火口縁上 100mまで上がり北東に流れていました。
・噴煙に火山灰は認められませんでした。
・噴煙の風下側で硫化水素臭が認められました。
図2 御嶽山 火山ガス(二酸化硫黄)観測結果(9月 28 日~10 月 15 日)
・昨日(15 日)に山麓で実施した火山ガス観測では、二酸化硫黄の放出量は、1日あたりお
およそ 200~400 トン(速報値)で、噴火直後に比べやや少ない状態が続いています。
図3 御嶽山 田の原上観測点(剣ヶ峰の南東約2km)の上下動地震波形の1分間振幅平均値の推移
① 期間 2014 年9月 27 日 00 時~10 月7日 24 時 00 分
② 期間 2014 年 10 月 15 日 00 時~10 月 16 日 15 時 20 分
※ 火山活動以外の地震による
・火山性微動は、10 月7日に入ってからは、検知できない程度の大きさになっています。