2014年10月16日木曜日

2014年10月16日平成26年(2014年)御嶽山噴火非常災害対策本部第14回本部会議の配布資料について 気象庁

1.火山活動の状況(10 月 16 日 17 時 30 分現在)
・御嶽山では、9月 10 日から 11 日にかけて体に感じない微小な火山性地震が一時的に増加したものの、その後、火山性地震は減少。
・9月 27 日 11 時 41 分頃から火山性微動が発生し始め、同 11 時 52 分頃に噴火が発生した。中部地方整備局設置の滝越カメラにより、南側斜面を火砕流が3キロメートルを超えて流れ下るのを観測。噴火警戒レベル3(入山規制)を発表し、火口から4キロメートル以内に立ち入らないように呼びかけ。噴火は現在も継続。
・御嶽山で噴火が発生したのは、平成 19 年(2007 年)3月下旬のごく小規模な噴火以来。
・9月 27 日に気象庁が降灰の拡がりについて聞き取り調査を行った結果、御嶽山の西側の岐阜県下呂市萩原町から東側の山梨県甲府市飯田にかけての範囲で降灰を観測。
・9月 27 日の噴火前から連続して発生している火山性微動は、検知できない程度の大きさになっている。
・傾斜計などの観測データに特段の変化はみられない。
・10 月 16 日 09 時頃から航空自衛隊の協力で実施した上空からの観測では、白色の噴煙が火口縁上 100 メートルで北東方向に流れていた。風下側では硫化水素臭が認められた。
・10 月 16 日 15 時 20 分現在、噴煙は白色で、高さは火口縁上 200 メートルで北東に流れている

2. 気象の見通し(10 月 16 日 17 時 30 分現在)
・御嶽山山頂付近は、今日(16 日)17 時現在、10 メートルの西風が吹いているとみられ、この状態は今日いっぱい続く見込み。明日(17 日)は、西の風 15~20 メートル、夜は 10 メートル程度の見込み。
・明日(17 日)日中の気温は0度からマイナス1度の見込み。
・今夜(16 日)は、曇りで弱い降水がある見込み。明日(17 日)は、日中は概ね晴れるが朝まで曇りで未明まで弱い降水がある見込み。
・明日(17 日)18 時までの 24 時間に予想される降水量は5ミリ。降水となれば雪の可能性が高い。
明日(17 日)18 時から明後日(18 日)18 時までの 24 時間は雨の予想はなし。

3. 気象庁の対応状況(10 月 16 日 17 時 30 分現在)
・御嶽山の火山活動状況について、御嶽山周辺の地震計、空振計、傾斜計、遠望カメラ等の観測ネットワークにより、24 時間体制で監視中。
・噴火警報等を発表するとともに、地元自治体をはじめ、関係機関に対する解説及び資料の提供を各地方気象台より適宜実施。
・気象庁機動調査班(JMA-MOT)を現地に派遣して、噴火や降灰の状況、火山ガスの観測等の調査を実施(9月 27 日)
・降灰の拡がりについて気象台から自治体等への聞き取り調査を適時に実施(9月 27 日~)
・火山活動状況に関して記者会見(9月 27 日 14 時 30 分)
・御嶽山山頂部における救助活動の実施にあたっての留意事項について長野・岐阜両県等関係機関に周知(9月 27 日)。
・長野県の災害対策本部会議に職員を派遣(9 月 27 日~)
・長野県、岐阜県、各県内関係市町村及び地方整備局等の関係機関に対して、1日3回、気象支援資料を提供
・国土交通省中部地方整備局及び陸上自衛隊のヘリに同乗し、上空から御嶽山の火山活動の状況を確認(9月 28 日)
・気象庁機動調査班により火山ガス観測等を実施(9月 28 日~)
・火山噴火予知連絡会拡大幹事会を開催し、統一見解を公表(9月 28 日)
・政府の現地対策本部に東京管区気象台気象防災部長他 3 名を派遣(9月 28 日~)
・王滝大又(長野県木曽郡王滝村)に臨時雨量観測所を設置(10月3日)
・航空自衛隊のヘリに同乗し、上空から御嶽山の火山活動の状況を確認(10月7日午前、9日午前)
・気象庁ホームページに火山登山者向けの情報提供ページを新たに設け、10月10日17時から提供を開始
【噴火警報等の発表状況】
○9月 11 日 ~ 16 日 火山の状況に関する解説情報を3回発表し、火山性地震が増加しているこ
と、今後の火山活動の推移に注意することを呼びかけ
○9月 27 日 12 時 00 分 ~ 噴火に関する観測報を随時発表し、噴火が発生していることを通知
○9月 27 日 12 時 02 分 ~ 航空路火山灰情報を発表し、航空機に対する情報を提供
○9月 27 日 12 時 36 分 噴火警報(火口周辺警報)を発表し、周辺の市町村・住民に警戒を呼びかけ
○9月 27 日 13 時 35 分 ~ 10 月 10 日 15 時5分 降灰予報を約6時間毎に発表し、降灰の予想される地域を図示(火口縁上300m程度の有色噴煙が観測された場合に発表することとしているが、現在、噴煙の高さが低く、白色であるため、発表していない)
○9月 27 日 16 時 ~ 火山の状況に関する解説情報を概ね3時間毎に発表
○9月 28 日 19 時 30 分 噴火警報(火口周辺警報)を更新し、火砕流に対して警戒を呼びかけ