2014年10月24日金曜日

2014年10月23日火山噴火予知連絡会会長会見 定例

http://www.jma.go.jp/jma/press/1410/23d/yochiren141023.html


第130回火山噴火予知連絡会


御嶽山の火山活動には低下傾向がみられるものの、今後噴気活動や地震活動等が活発化す る場合には、火口周辺に大きな噴石を飛散させ、火砕流を伴うような噴火が発生する可能性 があります
御嶽山では、9月27日に水蒸気噴火が発生しました。

噴火は剣ヶ峰山頂の南西側に新たに形成された北西から南東に伸びる火口列で発生し、
大きな噴石が火口列から約1キロメートルの範囲に飛散しました。

また、火砕流が発生し、火口列から、

南西方向に約2.5キロメートル及び北西方向に約1.5キロメートル流下しました。

火砕流は発生しましたが、地獄谷付近では樹木が焦げたような痕跡は認められませんでした。

9月27日以降、活発な噴煙活動と連続的な火山灰の放出が続きましたが、

10月11日以降は火山灰を含む有色の噴煙は観測されず、

噴煙活動も徐々に低下してきています。

二酸化硫黄の放出量は、噴火発生直後から10月3日までは1日あたりおよそ500トン
から1500トンと多い状態で推移しましたが、その後は1日あたりおよそ100トンから
500トンとやや少ない状態となっています。
火山性微動は振幅の増減を繰り返していましたが、10月7日以降は検知できない程度の
大きさになっています。火山性地震は噴火発生直後には多発しましたが、その後は次第に減
少してきています。
御嶽山東麓の水準測量では、2006年から2013年にかけて隆起が観測されていまし
たが、噴火後の測量で沈降が観測されました。なお、傾斜計でも、噴火直前に山側上がりの
変化がみられ、噴火とともに山側下がりとなりました。
以上のことから、火山活動には低下傾向がみられるものの、火口列からの噴煙活動や地震
活動が続いており、今後も小規模な噴火が発生する可能性があります。
また、噴気活動や地震活動等が活発化する場合には、火口周辺に大きな噴石を飛散させ、
火砕流を伴うような噴火となる可能性があります。積雪期に火砕流が発生したり、熱水が流
出したりした場合には、火山泥流が発生する可能性があります。
今後も噴気活動や地震活動、地殻変動等のデータを注意深く見守る必要があります。
引き続き、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。風
下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意してください。爆発的噴火に伴う大き
な空振に注意してください。また、降雨時には土石流の可能性がありますので注意してくだ
さい。
【本